沢渡茶について Sawatari Tea

清流仁淀川の刻む谷、仁淀川町沢渡(さわたり)。
長い時間をかけて石を積み上げてつくりあげられてきた、美しい茶畑の風景があります。

ここ沢渡は、私の祖父母が《茶》で生活を営んできた場所であり、
私自身にとっても子どもの頃から何度も何度も遊びに訪れた、
たくさんの思い出が詰まった大切な場所です。

しかし、かつて茶畑のあちこちから声が響き渡ったこの地区も、
あちらで一軒、こちらで一軒と、茶農家が減り続けてしまっています。
・・・このままいけば、いずれ沢渡の茶づくりが途絶えてしまう。
この沢渡を、この美しい茶畑の風景を、何とかしたい! !
いつしか私はそんな思いを抱くようになり、高知市から町内へ移り住み、
今は亡き祖父から茶づくりの手ほどきを受けるようになったのです。





私は、この沢渡のお茶づくりの文化をいつまでも残し続けたいと思っています。
昔からの当たり前の風景をそのままに、これからも残していきたいのです。
しかし、沢渡地区の衰退は私の想像以上に早く、いまでは人よりも猿の方が多いほど・・・
時代のせいと言えばそれまでですが、 負けたくない!なんとかしてやる!
そんな気持ちを糧に、沢渡茶をひとつのブランドにしようと思っています。





祖父祖父から茶畑を茶畑を受け継いで以来、10年。
沢渡伝統のお茶作りはもちろん、
茶大福やゼリー、ジャムなどの新しい「お茶の楽しみ方」の提案、
後継者のいない茶畑の再生に奔走してきました。

そして2018年。
沢渡茶の魅力をより一人でも多くの方にお伝えするために、
「茶農家の店 あすなろ」を仁淀川町に、 「CHA CAFE ASUNARO」を高知市の高知蔦屋書店にオープンさせました。

私たち茶農家の挑戦は、まだまだこれからも続いていきます。